50代の「ポートフォリオ」戦略 ― 実績を見せるサイトと資料の作り方

50代の「ポートフォリオ」戦略 ― 実績を見せるサイトと資料の作り方
こんにちは、ライフデザインパートナーHMです。
50代が市場で評価されるかどうかは、「何者か」ではなく「何を成したか」で決まります。肩書きや役職は伝わりにくく、再現性のある成果に落とし込んで見せる必要があります。そのための武器がポートフォリオです。
まずは棚卸し:案件×成果×数値×役割
- 案件名:誰でも分かる短い名前(例:受注率改善プロジェクト)
- 目的:何を達成するためか(例:受注率の停滞解消)
- 施策:あなたがやったこと(例:提案書テンプレ刷新、顧客ヒアリング導入)
- 成果:数値・期間・範囲(例:受注率+12pt、3ヶ月、対象20案件)
- 役割:あなたが担った責任(例:プロジェクトリード、設計、実行、教育)
この5点セットを10〜15件分、箇条書きで作るだけで「語れる資産」になります。
見せ方は2種類で十分
- 1枚ポートフォリオ(PDF):A4横、案件3〜4件/枚。数値は太字、図は最小限。
- シンプルサイト(1ページ):見出しと箇条書き中心。スマホで読みやすく。
サイトはGitHub Pages/Notion/プロフィールサービスのいずれかでOK。重要なのは常時更新できること。デザインに凝るより、案件の質と分かりやすさで勝負します。
依頼が来る構成テンプレ
- 冒頭に「できること3つ」(例:営業改善/PM/組織育成)
- 実績ハイライト3件(数値と期間を明記)
- 詳細実績(5点セットで10件)
- 提供形態(顧問/週1/成果報酬など)
- 連絡方法(メール/LinkedIn)
機密配慮と匿名化のコツ
- 会社名や金額は「国内中堅メーカー/年商100億規模」などに抽象化
- 資料のスクショは使わず、結果の概要とプロセスだけを記載
- 提案時にのみ詳細を開示する運用にする
3週間で形にする進め方
- 週1:棚卸し(1日)→5点セットで15件作成
- 週2:1枚ポートフォリオ作成→面談で反応を検証
- 週3:サイト化→案件ごとに記事化して継続更新
ポートフォリオは「一度作って終わり」ではありません。面談での質問と反応を受けて、より分かりやすく、より数値で語れる形に磨き続けましょう。