失業給付と在職老齢年金、どう両立?──受給と働き方のベストミックス
こんにちは、ライフデザインパートナーHMです。
仕事を離れたあと、すぐに次の働き方が決まらないこともあります。雇用保険の失業給付と、在職老齢年金。二つの制度の間で、暮らしの線をどう引くか。答えは制度の中にあります。
失業給付は、求職の意思が前提で、働いた日数や収入で給付の扱いが変わります。短時間での就労や内職は、届出をした上で一定の範囲なら給付が続く形があります。早めに職業相談へ行き、就労の意向と現実の希望を言葉にしておくと、制度の枠に沿った動き方が見えてきます。
在職老齢年金は、働く収入と年金の合計で調整が入る仕組みです。失業給付の期間は就労が不安定になりがち。まずは給付を軸に暮らしを安定させ、就労が定まったところで、年金の受け取り方や働き方の強さを整える。段階を分けると、無理がありません。
・ハローワークで“働く前提の相談”。短時間就労の線引きを先に知る。
・在職老齢年金は“あとから整える”。定まった働き方に合わせて微調整。
・家計の安心枠を切らさない。流動資金の見通しをそばに置く。
“もらうか、働くか”ではなく、“段階を分けて両立”。制度の道を知れば、暮らしの歩幅は着実に整います。
実務の注意点をいくつか。失業給付の受給中に就職が決まった場合、残期間が“再就職手当”に変わる可能性があります。早く働くほど有利になるケースもあるため、内定の見込みが立ったらハローワークに相談を。短時間就労や内職・副業は“届出が前提”。隠して続けると不正受給となり、給付の停止や返還の対象になり得ます。
在職老齢年金は、“給与+賞与の月割+年金月額”が47万円めやすを超えると一部停止。停止は“全額”ではなく“超過の一部”です。繰下げ受給で“停止を避けてあとから増やす”選択、在職定時改定で“働いた分だけ後年の年金が増える”仕組みを踏まえ、失業給付との“段階的な並べ方”を考えます。
段取りの例:1) 失業給付の受給開始→ 2) 短時間就労の可否・届出と受給への影響を窓口で確認→ 3) 内定が見えたら再就職手当・就業促進定着手当の可能性を照会→ 4) 就職後に在職老齢年金の停止見込み・繰下げ可否を年金事務所で試算→ 5) “1年後の姿(就労強度・年金受給)”を紙に置いて見直す。慌てず、でも止まらず、で十分です。
※本記事は一般的な考え方の紹介です。失業給付の受給条件・就労の扱い、在職老齢年金の調整は個別事情で異なります。最終判断はハローワーク・年金事務所の案内で確かめる前提で読んでほしいです。