インボイスと電帳法、怖くない──フリーランスの『これだけ』対応
こんにちは、ライフデザインパートナーHMです。
制度の名前は強そうでも、やることは日常の延長です。フリーランスがまず整えるのは二つ。適格請求書(インボイス)の扱いと、電子帳簿保存法で“落とさない”保存の型です。
インボイスは、登録の有無と、取引先との関係で線の引き方が変わります。登録するなら、番号の表示と、請求書の様式をそっと整える。登録しないなら、その前提での単価や契約の置き直しを、早めに声にしておく。どちらも間違いではありません。大切なのは、相手と同じ地図を見ておくことです。
電子帳簿保存法は、領収書や請求書をデータで受け取ったら、検索できる形で、タイムスタンプや訂正履歴のルールに沿って保管する。クラウド会計やストレージの“テンプレ”に乗せれば、日々の作業は小さく済みます。紙でもらったものは、スキャンしてまとめる箱をひとつ作る。それだけで落とすリスクはぐっと下がります。
・請求書は“番号・日付・相手・金額”が検索できれば十分。
・メール添付は、受信当日に“保存フォルダへ”。
・月末に10分だけ、未処理をゼロへ。完璧より“ゼロ慣れ”。
制度は、暮らしの邪魔をするためにあるわけではありません。日々の仕事に寄り添う形に整えれば、怖さは薄れ、続ける力になります。
実務の型をもう一段。インボイスは“登録/不登録”で請求書フォーマットを分岐(登録番号・適用税率・税額・税込/税抜表記)し、案件ごとに“相手の要望(控除の可否)”をメモ。免税→課税への切替期は、発行/受領の双方で月跨ぎの齟齬が起きやすいので、期首期末は“インボイスの扱い”を先に合意。電帳法は、受領メールのPDF化+添付原本の保存、検索要件(取引先名・日付・金額)を満たすフォルダ命名で“タイムスタンプ不要の運用”に寄せるのが小さく回すコツです(要件は都度最新を確認)。
“やり切るための最小キット”は、1) 会計ソフト(証憑添付と検索要件を満たす) 2) ストレージ(年月/取引先/金額のフォルダ) 3) 請求書テンプレ(登録番号入り/なしの二種) 4) 月末10分の“未処理ゼロ”。完璧より“落とさない”。この視点で整えると、制度対応は“背景作業”に戻ります。
※本記事は一般的な考え方の紹介です。インボイス制度・電子帳簿保存法の要件や運用は改正で変わることがあります。最新の公的情報と利用サービスの案内で確かめる前提で読んでほしいです。