軽さが魅力のアンコンジャケット。ただし、軽さは“だらしなさ”に直結しやすい。輪郭を失わないための三要素を押さえます。

サイジング：肩と着丈がすべて

  • 肩：きっちり合うもの。落ち感は要らない。肩パッドがない分、肩幅の誤差がシルエットを壊す。
  • 着丈：お尻の1/2が隠れる程度。短いとカーディガン化、長いとコート感。
  • 胸回り：指2本のゆとり。ボタンを留めて美しく直線が出ること。

素材：表情の“粗さ”を抑える

  • ウールトロ／ハイゲージニット地／ドライなコットンギャバ。光沢は“微”。
  • リネン100はシワが走りやすく難度が上がる。混紡で“落ち着いた皺”に。

中に着る物：首元の面積管理

  • Tシャツはクルーで狭め。Vや深いUは“カジュアル強”。
  • シャツは小ぶりの襟で台襟しっかり。襟先をジャケットに隠すと大人。
  • ニットは14G前後の薄手。厚手は肩まわりが破綻しやすい。

まとめ

アンコンは“楽”ではなく“軽やか”。肩・着丈・首元の三点で輪郭を保てば、ビジネスカジュアルから週末まで清潔に横断できます。