3日でスルッ!便秘を動かす“体幹ねじりサーキット”完全ガイド

「なんとなく出ない日々」から、3日でスルッと解放される体の動かし方
「お腹が張る」「トイレに行ってもスッキリしない」
便秘に悩む方が増える50代。特に女性の間では、「動かない感覚」 にモヤモヤしている人が少なくありません。
でも、「食物繊維を摂ってるのに…」「水分も意識してるのに…」
そう感じるときは、腸そのものではなく、“体の動かし方” に目を向けてみると意外な変化が起こることがあります。
そのヒントになるのが、「ねじる」動き。しかも、一度にたくさんやらなくても大丈夫。朝・昼・夜に小分けにしたサーキット運動で、内臓のリズムを少しずつ整えていくのがこの方法です。
腸は“ゆさぶる”と目覚める
腸の動きは「ぜん動運動」と呼ばれますが、これを自然に促すためには、体幹の深い筋肉(腹横筋・脊柱起立筋など)をねじる・戻すという動作が有効です。
筋トレのような強い刺激ではなく、“ゆらぎ”のある動きがポイント。腸の周囲にある筋肉をやさしく伸ばしたり、縮めたりすることで、まるで“腸をマッサージしている”ような内圧の変化が起きます。
左右にねじることで、腸の周りの筋膜や神経にも刺激が入り、動きや血流がよくなるとされています。特に横行結腸(おへその上あたり)は、ねじることで刺激しやすい部位です。
「サーキット形式」ってどういうこと?
「体幹ねじりサーキット」とは、1回1〜2分の簡単な動きを、朝・昼・夜に3回に分けて行うやり方です。
ハードな運動ではありません。立って、座って、寝たままできる動きが中心です。リズムよく、呼吸を止めずに、やさしく体をゆらすようにねじっていく感覚です。
1日3回 × 3日間
「なんとなく動いた感じ」が実感できるようになることを目指します。
実践:1回1分の“ねじりサーキット”
朝:寝起きの布団の上で「寝たまねじり」
- 仰向けに寝て、両膝を立てる
- 両腕は左右に広げる(Tの字)
- 膝をそろえたまま、左右にゆっくり倒す
- 左右交互に10回、息を止めずに繰り返す
勢いをつけずに、呼吸に合わせて「ふわっと」ねじるのがコツ。朝はまだ筋肉がこわばっているので、無理なく。
昼:キッチン前で「スタンディングねじり」
- 足を肩幅に開いて立つ
- 両手を腰に添え、上体を左→右にねじる
- 肩の力は抜いて、骨盤は正面をキープ
- 30秒 × 2セット程度、ゆっくり行う
お湯を沸かしている間、洗濯を待っている間など、日常の“すきま”時間がチャンスです。
夜:テレビを見ながら「座ってねじり」
- 椅子に浅めに座り、背筋を伸ばす
- 両手を肩に置き、肘を開く
- 息を吐きながら、上半身を左右にねじる
- テレビを見ながらでもOK。左右15回ずつ目安に
重要なのは“揺らぐ”感覚。呼吸を止めず、苦しくなる前に戻すのが基本です。
なぜ「3日で実感」できるのか?
腸の動きはとても繊細。強い刺激よりも、「気持ちいい」「なんとなく動いた感じ」という小さな変化の積み重ねが効いてきます。
とくに、朝の目覚め・昼のリセット・夜のリラックス というタイミングで動かすと、1日の腸のリズムが整いやすくなるのです。
実際、「やってみたら2日目の夜にお腹がゴロゴロ動き出した」「朝トイレがラクになった」という声も少なくありません。
まとめ:腸が動くと、心も軽くなる
便秘は、ただ出ないだけでなく、気分まで重くしてしまうもの。でも、「ねじって動かす」ことで、体の中から風が通るような感覚が戻ってきます。
ハードな運動は続かないけれど、1回1分、3回だけ。
それなら、ちょっとやってみようかなって思えませんか?
まずは3日。
お腹の中で、何かが目を覚ますかもしれません。
Q&A
Q. ねじるだけで便秘が改善するんですか?
A. はい、腸は筋肉の間に守られるように存在しているため、ねじる動きによって間接的に“揺らす”刺激が加わり、動きや血流が促されやすくなります。
腹筋運動のようにきつくない分、継続しやすいのもポイントです。
「お腹に触れないのに効くの?」と思うかもしれませんが、内臓は揺れにとても敏感です。
やさしく揺らすだけでも、十分に変化が出ることがあります。
Q. 3日で本当に変化を感じられますか?
A. 個人差はありますが、「お腹が軽くなった」「ガスが出やすくなった」「朝のトイレがラクになった」といった変化を数日で感じる方もいます。
大事なのは、“ちょっとずつ動かす”ことを続ける意識です。
出る出ないより、「動いてきたかも?」という体の反応に目を向けてみると、変化を感じやすくなります。
Q. 普段運動をしていない人でも大丈夫ですか?
A. 問題ありません。立つ・座る・寝たまま、といった日常の姿勢でできるよう設計されています。
筋力や柔軟性に関係なく、自分のペースで取り組めます。
がんばるというより、“整える”感覚で。
「ちょっと背中が伸びたな」くらいでも、腸はちゃんと受け取ってくれます。
Q. 効果的な時間帯はありますか?
A. 朝・昼・夜と3回に分けて動かすことで、1日の腸のリズムを整えるサポートになります。
無理に全部やらなくても、どこか1回だけでもOKです。
「朝だけ」「夜だけ」など、自分の生活に合う時間帯だけでも十分です。
大切なのは、“日々のどこかで腸に声をかける”こと。
Q. 強くねじったほうが効果がありますか?
A. 強くねじる必要はありません。
大切なのは“呼吸を止めず、揺らぎを感じる”こと。気持ちいいと思える範囲でゆっくり行うのが、腸にはいちばん優しい刺激になります。
ねじりすぎるより、「心地よく戻る」のが理想です。
深呼吸に合わせて、ゆらゆら動くイメージを大切に。