出ない朝にサヨナラ。「膝カカト浮かし」で“出したくなる体”をつくる

「朝は時間がない」
「トイレに行っても、なんとなく出ない」
「便意がこないまま、あわただしく一日が始まる…」

そんな“出ない朝”を変えるには、
**たった30秒の「ながら腸活」**が意外に効きます。

紹介するのは、歯磨き中にできる**「膝カカト浮かし」**という動き。
姿勢と腹圧を一瞬でリセットし、腸に“スイッチ”を入れるシンプルなエクササイズです。

「出ない朝」は、腸が起きていないだけ

便意がこないのは、「腸の力が足りないから」ではなく、
腸がまだ目覚めていないことが多いのです。

特に50代以降は、

  • 腹圧がうまくかからない
  • 骨盤まわりの筋肉が使われづらい
  • 姿勢のクセで“腸の通り道”が曲がっている

こうした状態が、「出したくても出ない朝」の原因になりがちです。

膝カカト浮かしは“腸を持ち上げる”スイッチ

この動きの狙いは、以下の3つの効果を30秒で一気に呼び覚ますこと。

  1. かかとを浮かすことで腹圧がグッとかかる
  2. 膝を少し曲げることで骨盤が起き、腸のカーブがまっすぐに
  3. 背筋が整い、腸にやさしい重力がかかる

つまり、「通す体勢」を一瞬でつくる動きなのです。

便意は“押す”より“通す”で生まれる

強くいきむより、腸が自然に押し出しやすい体勢に整えることの方が、排便への近道です。

実践:「膝カカト浮かし」30秒エクササイズ

歯磨き中、次の動きを1セットだけ

  1. 足は肩幅に開いて立つ
  2. 背筋を伸ばし、息を吐きながら 両膝をゆるく曲げる
  3. 同時に かかとをゆっくり2cmほど浮かせる
  4. お腹に軽く力が入るのを感じながら 5秒キープ
  5. ゆっくりかかとを下ろす
  6. これを **6回(合計約30秒)**繰り返す

歯磨きしている間に、これだけです。

膝を曲げすぎないのがコツ

あくまで「ちょっと沈む程度」が最適。スクワットのように深く曲げる必要はありません。

なぜ“歯磨き中”がベストタイミングなの?

  • 毎朝決まって行う習慣にくっつけられる
  • 体がまだこわばっている朝でも、無理なくできる
  • 腸の動きが高まる 朝食前の時間帯にピッタリ

何より「ながら」でできるので、
「よし、やるぞ」と気合いを入れなくても続くのが最大の利点です。

床が滑りやすい場所では注意

足元が不安定な場合は、滑り止めマットを使うか、かかとの浮かし具合を控えめにしてください。

3日続ければ、朝の便意が変わるかも

実際に試した方の声では、

  • 「朝のトイレで座る前から、ちょっと便意を感じるようになった」
  • 「お腹が動く感覚がわかってきた」
  • 「朝が気持ちよく始まるようになった」

という嬉しい実感が多数。

まとめ:歯磨きと一緒に、腸も起こす30秒

便秘の改善は、特別なことをするよりも、
日常の中に“ちょっとした刺激”を習慣化することが効果的です。

膝とカカトを少し持ち上げるだけ。
お腹の奥で、なにかがふっと目覚める。

明日の朝、歯ブラシを手にしたその瞬間。
腸にも“今日のスタート”を届けてみませんか?

Q&A

Q. 本当にこれだけで便意が来るようになるんですか?

A. すぐに効果が出るとは限りませんが、「お腹が動き出す感じがする」「便意が来やすくなった」と実感する方もいます。
無理な運動ではなく、“出やすい体勢”に整えることで自然なリズムが戻ってくる、というアプローチです。

ワンポイント

「出たかどうか」だけでなく、「出やすい感覚が整ってきたか」を意識してみてください。

Q. 朝以外にやっても効果はありますか?

A. はい、もちろん可能です。
朝は腸の動きが高まりやすい時間帯なのでおすすめですが、日中や夜でも「姿勢を整える」「腹圧をかける」効果は期待できます。

ワンポイント

お昼休みや夜の歯磨き中でもOK。
“毎日どこかで1回”が続けやすさのカギです。

Q. 靴下やスリッパを履いていても大丈夫?

A. はい、ただし滑りやすい素材だと転倒のリスクがあるため注意が必要です。
安全面が気になる方は、マットの上や滑りにくい靴下を選ぶと安心です。

ワンポイント

無理にかかとを高く上げなくても、少しだけ持ち上がれば腸にはしっかり届きます。

Q. 歯磨きと一緒じゃないとダメですか?

A. いいえ、「歯磨き中」は習慣化しやすいからおすすめなだけです。
テレビのCM中、洗濯を待っている間など、他の“ながら時間”に取り入れてもまったく問題ありません。

ワンポイント

“いつもやってる動作”にセットすると続けやすくなります。
自分だけの「ながらタイム」を見つけてみてください。