階段を使うだけで、腸が目覚める?

普段、エレベーターやエスカレーターを選んでいませんか?
その行動を、**「階段を使う」**に変えるだけで──
実は、腸がグッと動きやすくなるのです。

ポイントは、登りと降り、それぞれが違った刺激を腸に与えること。
この「ダブルメソッド」が、
便秘がちな腸にスイッチを入れるきっかけになります。

登る=腹圧+血流促進

  • 一歩一歩踏み出すたびに、下腹部に圧力がかかる
  • 太もも・お尻の筋肉が働くことで、腸まわりの血流がアップ
  • 上半身が自然に前傾し、腸が圧迫されて刺激される

まさに、登りの階段は「腹圧トレーニング×腸マッサージ」。

降りる=腸にゆらぎ+自律神経調整

  • 降りる動作は、縦揺れの刺激を腸に与える
  • ゆっくり降りることで、骨盤がしなやかに動く
  • 呼吸も自然と整い、副交感神経が優位に

登って終わりではなく、降りることにも意味があるのが腸活的な視点です。

実践:便秘リセットダブルメソッド(5分以内)

◾️ステップ①:階段を3階分登る(約2分)

  1. 背筋を伸ばして、太ももを意識して上がる
  2. 1段飛ばしは不要。丁寧に1段ずつで十分
  3. 口は軽く開けて、呼吸を止めずに

◾️ステップ②:階段をゆっくり3階分降りる(約3分)

  1. 腰を落とさず、まっすぐ立ったまま降りる
  2. 一歩ごとに**「ストン」と腸が揺れる感覚**を味わう
  3. 足の裏・骨盤・お腹の奥を意識しながら着地
注意

膝や腰に不安がある場合は、手すりを持ち無理なく行ってください。

習慣にするコツ

  • エレベーター前で「今日は階段」とつぶやいてみる
  • 最初は1階分だけでもOK(登って降りるだけでも効果あり)
  • 腸の動きがよくなると、「階段が気持ちいい」と感じ始めます

続けると期待できる変化

  • 朝の排便がスムーズに
  • ガスが自然に抜けて下腹部が軽くなる
  • 腸に“動きぐせ”がつく
  • 姿勢が整い、腸の通り道が開きやすくなる
補足

登りは「押す刺激」、降りは「揺らす刺激」。
どちらも腸にとって必要な“スイッチ”です。

Q&A

Q. 仕事中にできないのですが…

A. 朝か帰宅時に駅やビルで1回でも使えばOK。
短時間でも毎日の積み重ねが腸には効きます。

Q. 食後すぐにやっていい?

A. 食後30分〜1時間後が理想です。
満腹時は避け、軽く胃が落ち着いた頃がベスト

Q. 階段のない生活ですが、代替は?

A. 踏み台や1段だけの段差でOK。
登って降りてを3分繰り返すだけでも同様の効果が期待できます。

まとめ:腸には「押して、揺らして」のセットが効く

腸を動かすのに、特別な道具や時間はいりません。
登って、降りる──この2つの動作に、腸が反応するロジックがあるのです。

今日から1段でも。
いつもの移動が、腸のためのリセットタイムになりますように。