座りすぎると腸が止まる──なら、区切って動かす

「集中していたら3時間座りっぱなしだった」
「午後になるとお腹が張る」「便意がどこかに消えた」
そんなデスクワーク特有の便秘感に効くのが、
ポモドーロ法 × 椅子ツイストの合わせ技です。

ポモドーロ法とは?

  • 25分作業+5分休憩を1セットとする時間管理術
  • 集中力を高めながら、“定期的に体を動かすきっかけ”にもなる

この5分休憩に椅子に座ったままのツイストストレッチを取り入れることで、
腸にじわじわと「動くリズム」を教えることができます。

なぜ椅子ツイストが腸に効くのか?

  • ツイストで腹部のねじれ刺激 → 腸がひねられて活性化
  • 背骨が伸びる → 姿勢改善→腹圧の安定
  • 呼吸とあわせる → 副交感神経が優位に

つまり、動かずに動かすことが可能な“こっそり腸活”です。

実践:ポモドーロ腸活ルーティン(5分)

◾️ステップ①:作業を25分したら休憩開始

  1. タイマーやアプリを使用して25分を集中時間に
  2. タイマーが鳴ったらその場で体をほぐすモードに切り替え

◾️ステップ②:椅子ツイスト(左右30秒ずつ)

  1. 背筋を伸ばし、椅子に浅く腰かける
  2. 右手を左太ももに添えて、吐きながらゆっくり左へひねる
  3. 呼吸を整えながら、左右各30秒(1〜2回ずつ)
ヒント

“ひねる”というより、“背骨を軸に回す”イメージ。
お腹の奥まで刺激が届く感覚が出れば◎

◾️ステップ③:前屈ストレッチ+深呼吸(1分)

  1. 両手を膝の上に乗せ、ゆっくり前屈
  2. お腹と太ももが近づくようにして、深呼吸3回
  3. 「お腹の奥がじんわり熱い」感覚があれば成功

どんな人におすすめ?

  • デスクに向かう時間が1日6時間以上ある
  • 午後になると便意が鈍くなる
  • 姿勢が崩れて腹圧が抜けがち
  • ガスが溜まりやすく、張りや違和感が続く

続けると変わること

  • 作業中もお腹が軽くなる
  • 腸に“動きグセ”がつくことで便意が戻る
  • 姿勢が整い、腹圧の感覚がクリアになる
  • 作業効率・集中力もアップする好循環へ
補足

脳と腸は連動している──だから、集中のリズムは腸活のリズムにもなるのです。

Q&A

Q. 1セットだけでは効果ないですか?

A. 1回でも「リセット効果」はあります。
ただし、1日2〜3セット以上で腸リズムが整いやすくなります。

Q. ツイストが苦手なのですが…

A. 無理にねじらず、呼吸だけでも十分効果があります。
背筋を伸ばして「お腹に空気を入れるだけ」でもOKです。

Q. 会議中などできない時間もあります…

A. できるタイミングだけで構いません。
“毎日1回でも必ずやる”ことの方が、腸には効果的です。

まとめ:時間を区切ると、腸も動き出す

「便秘は動かなさすぎの証拠」──
でも、激しい運動は続かないし、時間も取れない。

そんな時こそ、仕事の“隙間”を腸の味方に変える方法があります。
25分に1回、椅子の上でひと呼吸・ひとひねり。

それだけで、腸の時計も静かに動き始めます。