「腸の中の空気」が抜けない感覚、ありませんか?

・便は出ているのにお腹が張っている
・下腹がパンパンで服がきつい
・ガスがたまって苦しいのに出ない

そんな悩みの裏には、**腸の“曲がりと停滞”**があります。

「腰を浮かせる」と腸の通り道が変わる

通常、腸は腹部の中でゆるやかに曲がりくねっています。
それが座り姿勢や寝たままの状態でさらにカーブがきつくなると、
ガスや便が通りにくくなる原因に。

そこで使えるのが、「ブーメラン伸ばし」。

  • 仰向けのまま腰を軽く浮かせることで
  • 腸のカーブがまっすぐに近づく
  • ガスが動きやすくなり、自然と排出が促される

実践:ブーメラン伸ばし(所要1分)

◾️ステップ①:基本ポジション

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てる
  2. 手のひらを床につけ、腕は体の横に
  3. 足は腰幅、かかとはお尻から少し離す

◾️ステップ②:ブーメランポーズ(30秒)

  1. 息を吸いながら、お尻をゆっくり持ち上げる
  2. 腰〜背中が斜めにのびて「くの字」になるイメージ
  3. 腹部が伸びる・お尻が引き締まる感覚が出たら◎
ポイント

腰を無理に反らさず、「骨盤ごと浮かせる」イメージで。

◾️ステップ③:深呼吸しながらキープ(30秒)

  1. ポーズを保ったまま、ゆっくり鼻から吸って口から吐く
  2. 3〜5呼吸を目安に
  3. 吐く息でお腹がペタンとなる感覚を意識する

こんな時にやると効果的

  • お腹が張ってつらいとき
  • ガスが出ず、不快感が強いとき
  • 食後しばらくしてから(※満腹直後はNG)
  • 就寝前や起床時の「腸のリセット」として

続けると期待できる変化

  • ガスの排出がスムーズに
  • 下腹部の張りが軽くなる
  • 骨盤〜腰の柔軟性が高まる
  • 腹筋・背筋の連動で姿勢が整う
補足

姿勢改善+腸通過ルートの確保──
ブーメラン伸ばしは、腸にとっての“通行整理”になります。

Q&A

Q. 腰を持ち上げるのがしんどい…

A. 両手でお尻を支える形でもOK。
腰痛がある場合はお尻を少し浮かせるだけでも効果があります。

Q. おならが出るのが恥ずかしい…

A. それは「腸が動き出したサイン」。
ガスが抜けると、腸の動きも整っていきます。

Q. 朝やった方がいいですか?

A. 朝・夜どちらでも◎。
朝は目覚めのスイッチに、夜はリセットに使えます。

まとめ:仰向けから、腸に風を通す

ガスは“気持ち”では抜けてくれません。
でも、腸の形をちょっと整えるだけで、
出口までのルートが開かれることがあります。

布団の上で1分。ブーメランのように身体を伸ばすだけ。
腸に空気が通る感覚、試してみませんか?